平成23年金融商品取引法の改正
特別展示図書[平成23年金融商品取引法の改正]
金融商品取引法は証券取引法の改正法として平成19年9月30日に施行され、その後平成20年、21年、22年と改正され、今回は4回目の改正になります。
平成23年の改正では、国民の貯蓄を経済成長のために有効に活用するために資本市場、金融業の基盤強化が図られています。改正内容は、1.円滑な資金供給、2.貯蓄保有者に有効な資産運用の機会を提供すること、3.市場の信頼性の確保、となっていますが、機動的な資金供給の手段として、ライツ・オファリングの開示制度の整備に関心が集まっています。
なお、これまでの法改正の流れは、桜井健夫等著『新・金融商品取引法ハンドブック 第3版』(日本評論社)、日本証券経済研究所金融商品取引法研究会『最近の金融商品取引法の改正について』などで知ることができます。(展示はリストのみです。)
- 平成23年金融商品取引法改正関連論文
- 参考資料(金融庁ホームページ)
金融資本市場及び金融産業の活性化等のためのアクションプラン(最終版)
http://www.fsa.go.jp/news/22/sonota/20101224-5/01.pdf「「金融庁・開示制度ワーキング・グループ報告」〜 新株予約権無償割当てによる増資(いわゆる「ライツ・オファリング」)に係る制度整備について 〜」
http://www.fsa.go.jp/news/22/singi/20110119-5/01.pdf
1.平成23年金融商品取引法改正関連論文
論文タイトル | 著者 | 掲載雑誌(号) | 発行年月(日) | 掲載頁 |
---|---|---|---|---|
平成23年度金商法制等の改正動向と課題 | T&Amaster(387) | 11.1.24 | 4-7 | |
ライツ・オファリング,会計士制度など改正の全体像―金融商品取引法等改正案が閣議決定 | T&Amaster(395) | 11.3.21 | 4-7 | |
資本市場および金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の改正の要点 | 澤飯敦、出原正弘 | T&Amaster(407) | 11.6.20 | 30-37 |
ライツ・イシュ―の精神(海外REIT通信 欧州第12回・最終回) | 小林ヤンネ孝貢 | ARES(47) | 10.9・10 | 125-130 |
平成23年金商品取引法等の一部改正法と不動産流動化取引への影響について | 山中淳二、近藤喜将 | ARES不動産証券化ジャーナル(1) | 11.5・6 | 58-66 |
日本版ライツ・イシュー―新株予約権無償割当方式を中心に | 藤津康彦 | 会計・監査ジャーナル22(4) | 10.4 | 97-103 |
「資本市場および金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の一部を改正する法律」の概要 | 澤飯敦、出原正弘 | 金融(772) | 11.7 | 8-15 |
「資本市場および金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の一部を改正する法律」の概説(1) | 有吉直哉[等] | 金融法務事情(1927) | 11.7.10 | 73-83 |
「資本市場および金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の一部を改正する法律」の概説(2)国民資産を有効活用できる資産運用機会の提供 | 山田貴彦[等] | 金融法務事情(1926) | 11.7.25 | 84-97 |
「資本市場および金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の一部を改正する法律」の概説(3・完)市場の信頼性の確保 | 斎藤将彦[等] | 金融法務事情(1927) | 11.8.10 | 114-121 |
規制・制度改革等による金融商品取引法施行例・企業内容等開示制度関連内閣府令の改正の概要 | 谷口善幸 | 金融法務事情(1922) | 11.5.25 | 56-61 |
ライツ・オファリングに係る金融商品取引法の改正と実務上の論点 | 高山泰之 | 金融法務事情(1924) | 11.6.25 | 89-98 |
ライツ・オファリング | 藤瀬祐司 | 金融法務事情(1926) | 11.7.25 | 4-5 |
新株予約権無償割当てによる増資(ライツ・オファリング)を巡る最近の動向 | 松岡啓祐 | 月刊監査役(584) | 11.5 | 4-17 |
ライツ・イシューのしくみと実務ポイント―開示府令等の改正で有効な資金調達手段に!?(特別企画) | 経理情報(1245) | 10.4.10 | 28-42 | |
ライツ・イシューの活用と制度の最新動向―増資方法の比較から欧米の状況まで | 吉井一浩 | |||
ライツ・イシューの「発行者」・「保有者」の会計処理―日本基準・IFRSの取り扱いは? | 大川圭美 | |||
ライツ・イシューの価値算定―発行価格の設定が成否のキーに? | 谷山邦彦 | |||
ライツ・イシュ―の税務上の取扱い―割り当てられた株主,市場での購入者の課税は? | 荒井優美子 | 経理情報(1252) | 10.7.1 | 50-53 |
ライツ・イシューの株価への影響分析と検討ポイント―タカラレーベン事例で読み解く | 岩佐秀典 | 経理情報(1271) | 11.2.1 | 44-48 |
金融商品取引法等に関する解説―資金供給・資産運用にかかる改正内容を中心に | 佐藤敏弘[等] | NBL(957) | 11.7.15 | 65-77 |
ライツ・イシューの実務上の諸問題(上) | 鈴木克昌[等] | 商事法務(1896) | 10.4.15 | 4-13 |
ライツ・イシューの実務上の諸問題(下) | 鈴木克昌[等] | 商事法務(1897) | 10.4.25 | 43-50 |
新株予約権証券の上場制度を利用したライツ・イシューの考察 | 石塚洋之、伊藤昌夫 | 商事法務(1902) | 10.6.25 | 15-26 |
ライツ・オファリングに係る制度改正の動向と実務上の諸問題(上) | 鈴木克昌[等] | 商事法務(1925) | 11.3.5 | 17-27 |
ライツ・オファリングに係る制度改正の動向と実務上の諸問題(下) | 鈴木克昌[等] | 商事法務(1926) | 11.3.15 | 44-53 |
平成23年金商法等の解説(1)資本市場および金融業の基盤強化のための金融商品取引法等の一部を改正する法律の概要 | 澤飯敦、出原正弘 | 商事法務(1935) | 11.6.25 | 4-12 |
平成23年改正金商法等の解説(2)開示制度等の見直し―ライツ・オファリング | 野崎彰[等] | 商事法務(1936) | 11.7.5 | 25-33 |
平成23年改正金商法等の解説(3)開示制度等の見直し(下) | 谷口善幸 | 商事法務(1937) | 11.7.15 | 28-36 |
平成23年改正金商法等の解説(4)市場の信頼性確保に向けた見直し | 齊藤将彦[等] | 商事法務(1938) | 11.7.25 | 14-24 |
平成23年改正金商法等の解説(5・完)資金供給・資産活用に向けた見直し | 山田貴彦[等] | 商事法務(1939) | 11.8.5・15 | 95-107 |