少額投資非課税制度(NISA)
特別展示図書[少額投資非課税制度(NISA)]
わが国では、2014年1月から新たに少額投資非課税制度(NISA:ニーサ)がスタートします。通常、株式や投資信託などから得られた配当や譲渡益は所得税や地方税の課税対象になりますが、NISAは、毎年100万円を上限とする新規購入分を対象に、その配当や譲渡益を最長5年間、非課税にする制度です。
この制度は、1999年よりイギリスで導入され、今では同国民の約4割が利用し、資産形成や貯蓄の手段として広く定着しているISA(Individual Saving Account:個人貯蓄口座)を参考にしたものです。日本でも、NISA導入を1つのきっかけに、若い世代をはじめとする人々に将来に向けた資産形成に取り組んでもらうことが期待されております。
NISAを利用するには証券会社などの金融機関で専用口座の開設が必要です。口座開設の申し込みは、2014年1月の制度開始に先立ち、2013年10月1日から始まります。
そこで、今回は、証券図書館のデータベースである「蔵書検索」および「証券関係論文・記事検索」から、少額投資非課税投資(日本版ISAまたはNISA)関連の書籍および記事・論文を抽出して一覧リストを作成しました。
1.関連書籍
請求記号 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 発行年 |
---|---|---|---|---|
Fb3-TM | 税金がタダになる、おトクな「NISA」活用入門 | 竹川美奈子 | ダイヤモンド社 | 2013 |
Fb3-ST | 株で儲けるためのNISA徹底活用術 | 榊原卓丸 | 自由国民社 | 2013 |
2.関連論文・記事
論文名 | 誌名 | ||
---|---|---|---|
著者名 | 巻号 | 発行 | 掲載頁 |
賢い株の売り方&買い方(特集) | ダイヤモンド | ||
Part3 乱高下でもぶれない割安銘柄—「NISA」の賢い使い方 | 101(26) | ‘13.6.29 | 56-61 |
NISA争奪戦のから騒ぎ—PRは派手でも目標は低め | ダイヤモンド | ||
岡田悟 | 101(32) | ‘13.8.10・17 | 8-9 |
わかりやすい日本版ISA(1)本家英国の教訓—投信が主戦場,従来と様相異なる新市場 | ファンド情報 | ||
金子久 | (85) | ‘10.9.27 | 16-19 |
わかりやすい日本版ISA(2)急がれる準備作業,実質的スタートまで1年切る | ファンド情報 | ||
金子久 | (87) | ‘10.10.25 | 18-21 |
わかりやすい日本版ISA(3)煩雑な販社事務,負担軽減のスキーム構築を | ファンド情報 | ||
藤本貴一 | (89) | ‘10.11.22 | 30-33 |
わかりやすい日本版ISA(最終回)秘める可能性,利便性向上のために何が必要か | ファンド情報 | ||
金子久 | (93) | ‘11.1.24 | 27-30 |
日本版ISAセミナー(前編) | ファンド情報 | ||
第1部 「日本版ISAの目指すもの」;ISAで資産形成層を支援,「金融ゼロ世帯」解消を(森信親[講演]) 第2部 「ISA先進国,イギリスに見る制度の実際」;英で資産形成に浸透,若い世代へのメッセージが鍵(野尻哲史[講演]) |
(139) | ‘12.12.24 | 4-12 |
日本版ISAセミナー(後編) | ファンド情報 | ||
第3部 パネルディスカッション「どうなる個人の資産形成 日本版ISAの効果と課題」(北沢千秋[等]) | (140) | ‘13.1.14 | 31-34 |
日本版ISAセミナー(後編・最終回) | ファンド情報 | ||
第3部 パネルディスカッション「どうなる個人の資産形成 日本版ISAの効果と課題」(最終回)(北沢千秋[等]) | (141) | ‘13.1.28 | 15-18 |
資金流失対策,資産の分散と家族口座の獲得が急務—日本版ISAと生前贈与の組み合わせを(現役世代の資産形成と退職世代の資産管理6;大相続時代の資産管理その2) | ファンド情報 | ||
野尻哲史 | (144) | ‘13.3.11 | 19-24 |
スタート目前 日本版ISA 大手投信会社の戦略商品を探る—野村・日興・国際がバランス型で三つどもえ;ポートフォリオをそろえる大和・三菱 | ファンド情報 | ||
「ファンド情報」編集部 | (145) | ‘13.3.25 | 2-7 |
スタート目前 日本版ISA 外資系投信の戦略商品を探る—「非毎月分配」台頭の兆し,ノーロードの投入も;新規顧客向けに「ターゲットマチュリティ」型が存在感 | ファンド情報 | ||
千葉はるか、鎮目悟志 | (146) | ‘13.4.8 | 13-17 |
日・英両ISAの比較及び日本版ISA普及への課題 | 月刊資本市場 | ||
金子久 | (293) | ‘10.1 | 24-34 |
動くか25兆円,日本版ISAへの期待と不安 | 月刊資本市場 | ||
前田昌孝 | (332) | ‘13.4 | 36-45 |
日本版ISA—予想される利用者の反応,普及への課題と導入後の展望 | 月刊資本市場 | ||
金子久[講演] | (334) | ‘13.6 | 62-76 |
NISA(日本版ISA)導入に向けて | 金融 | ||
光野正応 | (796) | ‘13.7 | 3-9 |
小額投資非課税口座(日本版ISA)の可能性—3年間で最大24.5兆円の資金流入がありうる | 金融財政事情 | ||
松尾健治 | (2892) | ‘10.7.19 | 29-31 |
口座開設まで1年、日本版ISA(少額投資非課税制度)の研究(特集) | 金融財政事情 | ||
税制改正を注視しつつ,「12年実施」へそろり準備開始—3年間の時限措置ではシステム投資の回収すら困難?(冨所卓也) 新しい少額投資非課税制度(JISA)はこうなる—金融機関には非課税口座ごとの年間取引報告書の作成・提出義務(鳥毛拓馬) 「どんな金融商品」を「どう販売すべき」なのか—制度概要と投資家アンケートから検証する最適戦略(野尻哲史) 金融所得一体課税の導入と日本版IRA(個人所得年金)の提案—恒久的な「拠出時課税,運用・給付時非課税」型年金創設が正道(森信茂樹) |
(2899) | ‘10.9.13 | 10-27 |
「日本版ISA」のマーケティング・商品戦略—導入・拡充の可能性高まり,本格的な検討が必要に | 金融財政事情 | ||
汐見拓哉 | (2996) | ‘12.10.1 | 38-42 |
支店長のための13年版 金融を読むキーワード(特集) | 金融財政事情 | ||
日本版ISA—現行の時限措置なら投資家層の拡大は期待薄(冨所卓也) | (3009) | ‘13.1.21 | 22-23 |
日本版ISA成否のカギ握る顧客・制度・商品の「三位一体」—非課税贈与枠と組み合わせたプラスαの提案も可能 | 金融財政事情 | ||
住田友男 | (3017) | ‘13.3.18 | 31-35 |
2013年度税制改正の勘どころ(特集) | 金融財政事情 | ||
日本版ISA—年100万円までの投資で得た利益が非課税に(汐見拓哉) | (3018) | ‘13.3.25 | 22-23 |
日本版ISA争奪戦はじまる(特集) | 金融財政事情 | ||
MUFGの総力をあげて日本版ISAを積極推進—日本経済再生への貢献に向け,グループ一体で取り組む(長田忠千代) 野村証券,楽天証券の取組み—新規顧客の獲得においては対面営業に分があるか(山際勝照) 既存の投信口座数を獲得目標とし,助走に余念のない地方銀行—短期集中の顧客対応やコスト面では不安も募る(北山桂) 「業界一体対応」で優位性の発揮を目指す信用金庫—「他業態に負けない」取組みを展開(武下毅) ネットワークの強みを生かし,「裾野拡大」に挑むゆうちょ銀行(吉田豊) 日本版ISAの制度概要—家計の資産形成支援と成長資金の供給拡大の両立を目指す(山里崇) 「シンプル」「柔軟性」を追求し,制度改善が続いたイギリス—日本でも制度特性に応じた販売戦略・顧客対応が求められる(金子久) |
(3023) | ‘13.4.29・5.6 | 8-30 |
少額投資非課税措置(日本版ISA)の創設—年間100万円までの投資から生じる配当・譲渡益を非課税に | みずほリサーチ | ||
山本均 | (88) | ‘09.7 | 10-12 |
金融・資本市場の信頼性向上と活性化 | 資本市場リサーチ | ||
日本版ISAについて—現状の制度と金融庁の見直し案(安田善文) | 25(25) | ‘12.1 | 102-110 |
いよいよ日本版ISA導入か!?その可能性と商品性を考える。商品性については,英国ではストラテジック・ボンドやミックス・インベストメントなど,日本では(積立投資的には)エマージング債やグローバルREIT,ハイイールド債などが注目される。 | 投資信託事情 | ||
松尾健治 | 55(12) | ‘12.12 | 8-13 |
2013年の投信市場を展望する—軽減税率打ち切りと日本版ISAを前にした乗り換えや分配金の引き上げ,個人向け国債の償還金減少,分類別純設定でのエマージング債ファンド二連覇とグローバルファンドの5年ぶり復活の可能性 | 投資信託事情 | ||
松尾健治 | 56(2) | ‘13.2 | 12-18 |
相続とその対策としての日本版ISA(前編) | 投資信託事情 | ||
野尻哲史 | 56(4) | ‘13.4 | 12-13 |
非課税口座のメリットとリスク—過去データを用いた分析;NISA口座で,どのような投資をすればいいのか(データで予習する日本版ISA1) | 投資信託事情 | ||
元利大輔 | 56(5) | ‘13.5 | 4-5 |
相続とその対策としての日本版ISA(後編) | 投資信託事情 | ||
野尻哲史 | 56(5) | ‘13.5 | 9-11 |
税制改正を追い風に,貯蓄から投資へ,再び!?—上場株式等の10%軽減税率廃止,上場株式等の日本版ISA開始,公社債等も含めた損益通算拡大,日本版ISAが公社債等にも対象拡大など,大きな税制の変化が転機に!! | 投資信託事情 | ||
松尾健治 | 56(5) | ‘13.5 | 14-17 |
個人投資家の裾野拡大・投資信託が果たす役割 | 投資信託事情 | ||
2 NISA—期待広がる少額投資非課税制度の導入、早くも改善要望も | 56(8) | ‘13.8 | 6-7 |
証券・銀行が火花—日本版ISAの衝撃度 | 東洋経済 | ||
浪川攻、並木厚憲 | (6448) | ‘13.2.23 | 20-21 |