新外国証券関係法令集
EU(欧州連合)(2007年12月)
1992年末までに「人間、財、資本、サービス」の自由化をはかろうという域内市場統合を目指して以来、様々な変遷を経て着実に統合の強化、市場の一体化を進めてきたEUであるが、その総仕上げとも云うべきMiFIDが、本年11月1日をもって施行の運びとなった。粘り強い関係者の努力に感嘆させられるところである。時あたかも、わが国、米国も巻き込みそれぞれの金融・資本市場の競争力の強化が競われている。わが国金融商品取引法とほぼ同時に施行されることなったMiFIDの下でのEU資本市場の運営が注目されるところである。
本巻には、EUの「金融商品市場指令(MiFID)」の他、「透明性指令」などの翻訳を収録しており、全体の監訳を東京大学大学院の神作裕之教授に、解題の執筆及び本巻全体の取りまとめを埼玉大学の相沢幸悦教授にお願いした。
収録内容
金融商品市場指令(MiFID)
MiFID実施指令
MiFID実施細則
透明性指令
透明性指令実施指令
目論見書指令
市場阻害行為指令
解題 EU金融システムと証券市場改革
MiFID実施指令
MiFID実施細則
透明性指令
透明性指令実施指令
目論見書指令
市場阻害行為指令
解題 EU金融システムと証券市場改革