経済一般書
変貌する金融と証券業
「証券経営研究会」は、わが国における証券経営の将来の方向性を検討するという実践的な課題を掲げ、大学や証券会社系研究所の研究者の参加も得て活動を行っている。
本書は、国際的および各国の資本市場の変貌、アメリカとイギリスにおける金融規制改革の動向、フィンテックの現状、そして証券業務の変化を巡る諸論点について、執筆者が個々に論文を執筆している。また、資料として、最近20年間に参入および退出したわが国の証券会社の類型分析を示している。2008年のリーマン・ショックから10年目を迎えたが、本書がわが国の証券市場の将来、特に証券会社の経営のあり方を考える上で何らかの示唆を与えることができれば幸いである。
目次
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当研究所理事・特任研究員 佐賀卓雄
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第Ⅰ編 変貌する資本市場の諸相
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法政大学経済学部教授・当研究所客員研究員 渡部亮
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当研究所理事・特任研究員 佐賀卓雄
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関西学院大学商学部教授・当研究所客員研究員 岡村秀夫
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桃山学院大学経営学部教授・当研究所客員研究員 松尾順介
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第Ⅱ編 欧米の金融規制改革の動向
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当研究所主任研究員 若園智明
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平成国際大学法学部教授 漆畑春彦
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第Ⅲ編 金融技術革新と証券業
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みずほ総合研究所・金融調査部上席主任研究員 大木剛
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京都学園大学経済経営学部准教授 李立栄
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当研究所研究員 小林陽介
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第Ⅳ編 証券業務の変化をめぐる諸論点
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松山大学経済学部教授・当研究所客員研究員 掛下達郎
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明治大学国際日本学部特任准教授・当研究所客員研究員 沼田優子
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大和総研金融調査部制度調査課主任研究員 横山淳
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当研究所主任研究員 二上季代司