学術研究会
ヨーロッパ資本市場研究会(主査 斉藤美彦 大阪経済大学教授・日本証券経済研究所客員研究員)
当研究会は、令和2年11月に、「ブレクジット後の欧州金融・資本市場」を新たなテーマとして、メンバーを一新して設置された。
欧州では、ブレクジットさらには新型コロナショックもあり、金融・資本市場に大きな混乱が予想されることから、それらをリアルタイムで分析・検討することにより研究成果を上げることを目指している。
メンバー
(令和4年4月1日現在)
主 査 | 斉 藤 美 彦 | 大阪経済大学経済学部教授 * |
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石 田 周 | 愛知大学地域政策学部助教 | |
岩 田 健 治 | 九州大学大学院経済学研究院教授 * | |
太 田 瑞希子 | 日本大学経済学部准教授 | |
勝 田 佳 裕 | 静岡英和学院大学人間社会学部准教授 | |
黒 川 洋 行 | 関東学院大学経済学部教授 | |
代 田 純 | 駒澤大学経済学部教授 | |
土 田 陽 介 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)調査部副主任研究員 | |
松 澤 祐 介 | 西武文理大学サービス経営学部教授 | |
オブザーバー | 阿由葉 真 司 | 三菱総合研究所主席研究員 |
入 江 恭 平 | 中京大学名誉教授 | |
小 林 襄 治 | 元 専修大学経営学部教授 | |
田 中 素 香 | 東北大学名誉教授 |
(注)*印は当研究所の客員研究員を兼務
[敬称略]
最近の活動状況
令和5年3月にこれまでの研究成果をとりまとめ、『証券経済研究』第121号に発表した。
令和4年度における研究会の開催状況は次のとおりである。
○ 「欧州におけるキャッシュレス支払、デジタル・ユーロ導入と証券決済」(2月21日)
駒澤大学教授・当研究所客員研究員 代田 純氏
○ 「欧州中央銀行の量的引き締め政策に向けた論点整理」(1月16日)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部副主任研究員 土田 陽介氏
○ 「欧州におけるサステナブルファイナンスと情報開示の動向とウクライナ危機が与える影響」(12月19日)
三菱総合研究所 阿由葉 真司氏
○ 「イングランド銀行の量的緩和からの出口戦略の変化と量的引締」(11月21日)
大阪経済大学教授・当研究所客員研究員 斉藤 美彦氏
○ 「資本主義金融システム把握にとっての信用先行視点の意義」(10月17日)
名古屋大学名誉教授 金井 雄一氏
○ 「Financialised Capitalism after the Pandemic」(9月26日)
ロンドン大学(SOAS)教授 Costas Lapavitsas氏
○ 「リクスバンクのコロナ危機対応について」(7月25日)
静岡英和学院大学准教授 勝田 佳裕氏
○ 「日本の銀行業の変貌:所得データに基づく分析」(6月20日)
中央大学教授 小野 有人氏
○ 「中国のWTO加盟と金融・資本市場市場の開放」(5月16日)
大阪公立大学准教授 王 東明氏
○ 「ポスト・リーマンの米欧日銀行の収益構造変化」(4月18日)
立教大学名誉教授 北原 徹氏
令和3年度における研究会の開催状況は次のとおりである。
○ 「EUサステナブル・ファイナンスの政治経済学—タクソノミーをめぐる議論を中心に—」(3月21日)
愛知大学助教 石田 周氏
○ 「最近のチェコの金融政策について」(2月21日)
西武文理大学教授 松澤 祐介氏
○ 「EU銀行同盟をめぐる最近の動向について」(1月17日)
関東学院大学教授 黒川 洋行氏
○ 「ソ連崩壊後30年が経過したロシア債券市場の軌跡」(12月20日)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)調査部副主任研究員 土田 陽介氏
○ 「「金融化」時代のイギリス住宅金融の変化」(11月15日)
大阪経済大学教授・当研究所客員研究員 斉藤 美彦氏
○ 「中国フィンテック最新事情—キャッシュレスのその先—」(9月20日)
対外経済貿易大学教授 西村 友作氏
○ 「欧州発の金融システムのグリーン化から得られる示唆」(7月19日)
三菱総合研究所主席研究員 阿由葉真司氏
○ 「資本市場同盟とEU株式市場の諸問題」(6月21日)
九州大学大学院教授・当研究所客員研究員 岩田 健治氏
○ 「EU金融取引税の背景及びその特異性」(5月17日)
日本大学准教授 太田瑞希子氏
○ 「ロビンフッド証券のビジネスと注文回送リベート」(4月19日)
福井県立大学教授・当研究所客員研究員 清水 葉子氏
令和2年度における研究会の開催状況は次のとおりである。
○ 「リクスバンクによる中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討」(3月15日)
静岡英和学院大学准教授 勝田 佳裕氏
○ 「中東欧の非ユーロ圏諸国の金融政策」(2月15日)
西武文理大学教授 松澤 祐介氏
○ 「金融資本市場の変質—銀行危機から資本市場危機へ—」(1月18日)
法政大学名誉教授 渡部 亮氏
○ 「コロナ禍を受けたECBによる金融緩和の論点整理」(12月21日)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 調査部副主任研究員 土田 陽介氏
○ 「危機とイングランド銀行のバランスシート」(11月16日)
大阪経済大学教授・当研究所客員研究員 斉藤 美彦氏
平成31年度における研究会の開催状況は次のとおりである。
○ 「イタリア銀行部門の金融環境—資金調達、不良債権処理、資本市場同盟との関連を中心に—」(6月24日)
当研究所研究員 髙橋 和也氏
○ 「量的緩和とイングランド銀行財務」(5月20日)
大阪経済大学教授・当研究所客員研究員 斉藤 美彦氏
○ 「ポルトガルの銀行危機の長期化とその背景分析」(4月22日)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)調査部研究員 土田 陽介氏
平成30年度における研究会の開催状況は次のとおりである。
○ 「中央銀行の独立性—議論の枠組みの再検討と最近のBoEへの議論を巡って—」(3月18日)
大阪経済大学教授・神戸大学リサーチフェロー 高橋 亘氏
○ 「オーバーバンキング?〜ドイツと日本〜」(2月25日)
駒澤大学教授・当研究所客員研究員 代田 純氏
○ 「中央銀行の独立性:再考—日本銀行を中心に—」(1月21日)
中央銀行研究所代表・当研究所客員研究員 春井 久志氏
○ 「EUのダークプール取引規制」(12月17日)
当研究所客員研究員 吉川 真裕氏
○ 「外為決済リスクとCLS銀行の役割」(11月5日)
麗澤大学教授 中島 真志氏
○ 「外生的貨幣供給論の非現実性 —初期イングランド銀行券を素材に—」(10月1日)
名古屋女子大学教授 金井 雄一氏
○ 「Financialisation at a Watershed in the USA」(7月10日)
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院教授 Costas Lapavitsas氏
○ 「金融化資本主義—生産無き利潤と金融による搾取」(6月18日)
大阪経済大学教授・当研究所客員研究員 斉藤 美彦氏
○ 「2010年代ドイツFinTechの現状と金融市場の構造変化におけるその位置づけ—ヨーロッパ経済の技術革新への対応—」(5月21日)
敬愛大学教授 飯野由美子氏
○ 「Brexit交渉の現状と展望」(4月23日)
みずほ総合研究所欧米調査部/市場調査部上席主任エコノミスト 吉田健一郎氏