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学術研究会

アジア資本市場研究会(座長 木原隆司 ノースアジア大学経済学部教授)

2022年以降の世界的なインフレの高進やそれに伴う主要国の急激な金利引き上げなど、コロナ下までの低インフレ、低金利から世界の金融資本市場の構造は大きく変化している。

また、ウクライナやイスラエル・パレスチナなどの「紛争リスク」が加わり、さらに「気候変動緩和」への要請や資金需要はこれまでになく高まっている。

このような世界経済の「構造変化」を受けて、アジアの金融資本市場はどのような影響を受けるのか、このようなグローバル・リスクに対処するにはどうしたらよいか、世界的高インフレ・高金利の下で、アジアの金融資本市場はどのような方向に進むべきか、そのための政策対応・支援は如何にあるべきか等、早急に検討すべき事項は多い。

本研究会では、高インフレ・高金利など世界経済の「構造変化」の中で、アジアの持続的な成長と発展を維持していくための金融資本市場の在り方を研究テーマ「構造変化下のアジア金融資本市場」として検討していく。

メンバー

(令和6年1月現在)

座 長 木 原 隆 司 ノースアジア大学経済学部教授
委 員 大 野 早 苗 武蔵大学経済学部教授
小 川 英 治 東京経済大学経済学部教授
北 野 陽 平 野村資本市場研究所主任研究員
澤 田 康 幸 東京大学大学院経済学研究科教授
薛   軍 中国南開大学経済学院教授 *
西 尾 圭一郎 大阪公立大学経営学研究科准教授
野木森   稔 日本総合研究所調査部主任研究員
馬   欣 欣 法政大学経済学部教授
羅   鵬 飛 摂南大学経済学部講師
オブザーバー 関   雄 太 野村資本市場研究所常務
山 本 雄一郎 日本取引所グループグローバル戦略部課長
研究所 森 本   学 日本証券経済研究所理事長
髙 木   隆 日本証券経済研究所常務理事
幹 事 グエン ティ フォン タン 日本証券経済研究所研究員

(注)*印は当研究所の客員研究員を兼務

[敬称略]

最近の活動状況

令和5年3月にこれまでの研究成果をとりまとめて『コロナ後のアジア金融資本市場』(単行本)として出版した。

令和6年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

○ 「所得変動と中国家計のリスク金融資産の保有」(11月6日)

法政大学教授  馬 欣欣氏

○ 「1.アジア証券人フォーラム(ASF)の概要、2024年の年次総会の東京開催について」
○ 「2.アジア市場の課題とインパクト投資に関する一考察」(8月29日)

日本証券業協会 国際資本市場部長  中瀬 裕也氏

○ 「国際収支発展段階の変遷から見る中国の対外投資とその収益」(8月6日)

中国南開大学経済学院教授  薛 軍氏

○ 「構造変化下のインド金融・資本市場」(7月1日)

大阪公立大学准教授  西尾 圭一郎氏

○ 「公的債務不履行の実証分析・動学モデル・スリランカ」(4月8日)

ノースアジア大学教授  木原 隆司氏

令和5年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

○ 「今後の研究会の進め方について」(1月22日)

ノースアジア大学教授  木原 隆司氏

令和4年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

① 「コロナショック後のアジア諸国の金融政策と為替レート」
② 「ポストコロナを見据えたタイ資本市場の強化に向けた取り組みと現状」
③ 「ASEAN諸国に求められるグリーン・ファイナンスの拡大—債券市場を中心に—」(8月8日)

①東京経済大学教授・摂南大学講師  小川 英治氏・羅 鵬飛氏
②野村資本市場研究所常務・同主任研究員  関 雄太氏・北野 陽平氏
③日本総合研究所調査部主任研究員  清水 聡氏

① 「コロナショック、中国社会保障とリスク金融市場の参加行動」
② 「コロナ後の中国マクロ経済と金融—OFDI視点から見た脱工業化及び経常収支問題—」
③ 「ステークホルダー資本主義とアジア各国のサステナビリティ開示の動向」(7月6日)

①法政大学教授  馬 欣欣氏
②天津南開大学教授・当研究所客員研究員  薛 軍氏
③大和総研政策調査部主任研究員  神尾 篤史氏

① 「コロナ禍下の財政支出増大と公的債務問題—債務不履行・債務再編の実証分析—」
② 「新興国向け資本フロー〜現地通貨建て債券投資の決定要因〜」
③ 「コロナ後のアジア経済動向」(5月30日)

①獨協大学教授  木原 隆司氏
②武蔵大学教授  大野 早苗氏
③東京大学大学院教授  澤田 康幸氏

令和3年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

○ 「ASEAN諸国を中心とするアジアのグリーン・ファイナンスとESG債市場の動向」(1月17日)

日本総合研究所調査部主任研究員  清水 聡氏

○ 「ポストコロナを見据えたタイ資本市場の強化に向けた取り組み」(12月6日)

①野村資本市場研究所常務  関 雄太氏
②野村資本市場研究所主任研究員  北野 陽平氏

○ 「コロナショック後のアジア諸国の金融政策と為替レート」(11月1日)

①東京経済大学教授  小川 英治氏
②摂南大学講師  羅 鵬飛氏

○ 「ステークホルダー資本主義とアジア各国のサステナビリティ開示の動向」(10月4日)

大和総研政策調査部主任研究員  神尾 篤史氏

○ 「コロナ後の中国マクロ経済と金融-OFDI視点から見た脱工業化及び経常収支問題-」(8月25日)

中国南開大学経済学院教授・当研究所客員研究員  薛 軍氏

○ 「中国社会保障と金融市場」(7月28日)

法政大学教授  馬  欣欣氏

○ 「アジア経済見通し2021年版について」(6月30日)

アジア開発銀行チーフエコノミスト  澤田 康幸氏

○ 「新興国向けの資本フロー:グローバル金融危機後とコロナ禍において」(5月31日)

武蔵大学教授  大野 早苗氏

○ 「コロナ対策のマクロ経済・感染・死亡への影響とコロナ後のアジア資本市場(公的債務問題と資本市場強化)」(4月19日)

獨協大学教授  木原 隆司氏

令和2年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

○ 「今後の研究会の進め方について」(3月2日)

獨協大学教授  木原 隆司氏

平成29年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

○ 「アジアの金融経済協力」(2月23日)

アジア開発銀行研究所 総務部長  中林 伸一氏

○ 「ベトナム経済と金融資本市場—Benchmarkingと国際機関の評価—」(12月4日)

獨協大学教授  木原 隆司氏

○ 「オーストラリアの経済と資本市場」(9月25日)

大和総研金融調査部  土屋 貴裕氏

① 「フィリピン経済の特長と課題」
② 「フィリピン資本市場の発展と今後の展望」(6月26日)

①野村資本市場研究所執行役員  関  雄太氏
②野村資本市場研究所主任研究員(シンガポール駐在)  北野 陽平氏

○ 「インドネシア経済と資本市場の最新情勢」(4月28日)

株式会社ナウキャスト取締役CSO(Chief Strategy Officer)  広瀬  健氏

平成28年度における研究会の開催状況は次のとおりである。

○ 「「中所得国の罠」から脱却の秘策はあるか〜マレーシアの挑戦〜」(2月24日)

神田外語大学外国語学部客員教授  安達 精司氏

○ 「台湾の政治経済」(12月8日)

長崎大学教授・当研究所客員研究員  薛  軍 氏

○ 「タイの資本市場について」(10月31日)

日本取引所グループ総合企画部課長  吉松 和彦氏

○ 「アジアのインフラ金融と資本市場」(8月24日)

野村資本市場研究所研究部長  関  雄太氏

○ 「金融構造と経済成長—実証結果と東アジアの実態—」(6月27日)

獨協大学教授  木原 隆司氏

①「スリランカ経済と資本市場」
②「バングラデシュについて」(4月28日)

①三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券金融商品開発部インベストメントストラテジーズマネージングディレクター
広瀬  健氏
②三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券金融商品開発部インベストメントストラテジーズヴァイスプレジデント
塚本 憲弘氏