経済一般書
企業課税をめぐる最近の展開
本書は、日本証券経済研究所において「企業課税をめぐる最近の展開」をテーマに行ってきた「証券税制研究会」の成果を取りまとめたものである。わが国経済の現状や税制に関する経済分析を踏まえて、11名のメンバーが、2018年3月から2019年12月のほぼ2年間にわたって議論を重ねた。
研究成果として提出された論文は以下の3つの課題に整理することができる。これはまた、企業課税を巡る現在の論点を抽出したものであるといってもよいであろう。
・税・社会保険料が企業の意思決定に及ぼす効果
・企業課税の国際的展開
・税制が投資家に及ぼす効果
本書では、現在の企業課税を巡る諸問題を様々な視点から論じた。企業課税の抱える問題の所在、それに対するふさわしい対策とは何かを考える上で参考となれば幸いである。
目次
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成城大学経済学部特任教授 田近栄治
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成城大学経済学部特任教授 田近栄治
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京都産業大学経済学部教授 八塩裕之
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中央大学法学部教授 國枝繁樹
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大東文化大学経済学部准教授 布袋正樹
学習院大学経済学部教授 細野薫
一橋大学大学院経営管理研究科准教授 宮川大介 -
日本証券経済研究所主任研究員 山田直夫
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一橋大学大学院経済学研究科教授 渡辺智之
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専修大学経済学部教授 鈴木将覚
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京都大学大学院経済学研究科准教授 長谷川誠
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東洋大学経済学部教授 大野裕之
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筑波大学社会工学域助教 折原正訓
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静岡大学学術院人文社会科学領域准教授・当研究所客員研究員 高松慶裕