第122号（2023年6月）
特別寄稿 これまでのFINTECH施策と今後の展望
松尾元信（当研究所エグゼクティブ･フェロー）
- 〔要 旨〕
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—特別寄稿について—
当研究所では，令和4 年11月に前金融庁総合政策局長の松尾元信氏をエグゼクティブ・フェローとしてお迎えしております。松尾氏は，昭和６２年に大蔵省（現財務省）に入省され，同省・金融庁等において主に財政，国際金融，市場監視，企画立案に関する重要な役職を歴任されています。長く財政・金融行政等の第一線でご活躍されたなかで，ブロックチェーン，ビットコインに関する法制を始め，フィンテック関係の法制整備に深く携わってこられました。フィンテックにつきましては，多種多様でかつ複雑な分野であり，証券研究の観点からも現時点の当局における意識や考え方を整理・記録しておく必要性を感じ，今般，今後の展望を含めまして当研究所のトップジャーナルである「証券経済研究」への特別寄稿をお願いしました。この内容が皆様の研究調査あるいは業務にお役に立てれば幸甚に存じます。
