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証券経済研究 第89号(2015年3月)
日本の戦後インフレーションと証券市場
小林和子(当研究所特別嘱託研究員)
〔要 旨〕
日銀が市場から巨額の国債を買い入れる異次元金融緩和の開始から2年,一部には悪性インフレの予測も論じられている。日本経済が経験したことのある悪性・ハイパーインフレは第2次世界大戦後の数年間であった。この経験を,第1次世界大戦後のドイツの経験と照し合わせて異同を知り,その過程で証券市場がどのように反応したかを知るのが本稿の目的である。株式市場はインフレの過程でその本来の自由性を獲得し,対照的に公社債市場は規制継続を余儀なくされたことは,戦後日本の特殊性であろう。
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